伝統スープから生まれた新発想!麻辣燙・酸辣燙 ~ iSDGのグルテンフリーカップ麺

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取材協力:株式会社医食同源ドットコム(マーケティング部 大山様)

取材対象:ジャパン・フード・セレクション受賞「 麻辣燙(マーラータン)/ 酸辣燙(スーラータン)

目次

株式会社 医食同源ドットコム

四季のある、恵みが豊富な日本では、その土地に応じた暮らしの知恵が存在します。 衣食住それぞれが科学的に分析しても証明できる利にかなったライフスタイルは先人たちが長い歴史の中で生み出した答え。 いつの時代からかこの知恵を受け継ぐ文化も薄れてきたことは残念なことではないでしょうか。 私たちはこの伝統を継承しながら独自のエッセンスを加えた製品を通じ食や自然から学べる美と健康を皆様に伝えていきたいと考えております。

麻辣燙(マーラータン)/ 酸辣燙(スーラータン)

プロモーション担当としての取り組み

編集長

大山様が担当されているお仕事についてお聞かせください。

大山様

現在、商品のプロモーションとPR活動を担当しています。20~30アイテムほどの商品を担当しているのですが、2024年9月の組織改編により、所属が広報部からマーケティング部に変わりました。商品の特徴づくりについては、チームメンバーと意見を出し合いながら、営業部とも密に連携を取って進めています。

伝統スープから生まれたアイデア

編集長

本格中華シリーズの開発背景について教えてください。

大山様

本格中華料理シリーズは、実は以前から温めていたアイデアでした。中国には伝統的なスープが数多く存在しており、その中でも「 麻辣燙(マーラータン)」と「 酸辣燙(スーラータン)」は特に注目していました。

これらは中国では日常的に親しまれているスープなのですが、そのままの形で販売するだけでは面白みに欠けると考えました。そこで発想を転換し、より多くの方に気軽に本格的な味わいを楽しんでいただけるよう、カップ麺として商品化することを決めました。

グルテンフリーへのこだわり

編集長

商品開発において特にこだわったポイントはありましたか?

大山様

最大の特徴は、麺にさつま芋麺1を使用してグルテンフリー2を実現したことです。近年、グルテンの摂取を控えたい方が増えており、その背景には小麦粉の過剰摂取による腸内環境等への影響が指摘されていることです。

実際、社内にもグルテンフリー素材を摂取することで肌の調子が改善した女性社員がいますし、興味深いことにアスリートの間でもグルテン制限が意識されているようです。このように健康志向のニーズに応えながら、カロリーは通常のカップ麺と同程度に抑えることができました。

味わいにもこだわり、「 麻辣燙 」はしっかりとした辛さを、「 酸辣燙 」は程よい酸味に仕上げ、それぞれの特徴を際立たせています。

編集長

健康志向のニーズに応えた形なのですね。本格的な味を再現するために工夫されたことはありましたか?

大山様

開発の大きな強みとなったのが、社内に多く在籍している中国出身のスタッフの存在でした。本場の味を追求する上で、まず中国の方々が「 これこそ本物 」と納得できる味を目指しました。

その味を基準に、日本の方々にも親しみやすい味わいになるよう微調整を重ねていきました。特に嬉しかったのは、中国での滞在経験が長い方々に試食していただいた際、「 懐かしい味 」という評価をいただけたことです。

品薄が続いた発売後の対応

編集長

発売後に直面された課題はありましたか?

大山様

最も大きな課題となったのが在庫管理です。商品の日本到着後、営業部による販売活動と広報部によるメディアアプローチを開始したのですが、予想を上回る反響により品薄状態に陥ってしまいました。特に苦心したのがプロモーション面での対応でした。

限られた予算の中で、消費者の方々に実際の味を体験していただくためのサンプリングを計画していたのですが、在庫不足により実施できない状況が続きました。さらに、ある取引先から大口の注文をいただいたことで、在庫不足に一層拍車がかかることになりました。

編集長

それは大変でしたね!その苦労をどのように乗り越えられたのでしょうか?

大山様

メディアの方々には、品薄状態でも何とか商品をお届けするようにしました。商品の価値を実際に体験していただくことが、なによりも重要だと考えたからです。結果的にこの判断は、商品の魅力を正確に伝えることにつながりました。

また、市場投入のタイミングが非常に良かったと感じています。「 麻辣燙 」は今、食のトレンドとして注目を集めており、専門店「 七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」の人気や、2024年に放送された「 マツコの知らない世界 」での麻辣湯特集など、その注目度は日増しに高まっています。

当初は一過性のブームで終わってしまうのではないかと懸念していましたが、予想に反して発注数は増加の一途をたどり、リピーターも着実に増えています。

いくら良い商品でも、お勧めの工夫一つで受け取る側の印象は大きく変わってきます。そのため、商品の特長を伝えるだけでなく、より印象に残る魅力的な表現を心がけています。大手企業のような潤沢なプロモーション予算はありませんが、その分、地道なメディアアプローチを通じて、商品の価値を丁寧に伝えることに注力しています。

編集長

通販サイトにも力は入れられているのでしょうか?

大山様

大手通販サイトでは、スナック部門で3つの部門賞を獲得することができ、これは私たちにとって大きな自信となりました。販売方法の特徴として、通販では敢えて1個単位ではなく、12個入り1ケースでの販売に限定しているんです。

店頭では1個単位で購入いただけますが、通販ではケース単位という異なる販売戦略を取っています。なお、店頭展開については、2025年2月頃から本格的に拡大していく予定です。

ジャパンフードセレクション受賞

編集長

ジャパンフードセレクション受賞の感想をお願いします。

大山様

受賞のご報告をいただいた瞬間は、思わず声を上げてしまいました。職場全体が喜びに包まれ、まさに歓喜の渦でしたね。会社全体への報告の際も、社員の皆が心から喜んでくれました。特に印象的だったのが社長の反応で、普段は冷静な方なのですが、この時ばかりは感情を出してもの凄く喜んでいました。(笑)

最後に

編集長

今後の展開についてお聞かせください。

大山様

「 医食同源 」という根本的な考え方は、今後も大切にしていきたいと考えています。実は、今春にかけて新商品の発売を予定しています。具体的な内容は現時点では明かせませんが、消費者の皆様にご満足いただける、とてもワクワクする展開を準備しています。

編集長

それは楽しみですね!最後に、まだ商品を手に取っていない方へメッセージをお願いします。

大山様

ご家庭で本格的な中華麺を手軽に楽しめる商品に仕上げました。特に、美味しいものを控えめにしなければならないダイエット中の方や、健康を意識されている方にぜひ味わっていただきたいです。

「 美味しいものを食べたいけれど、食べられない 」というジレンマを、この商品で少しでも解消していただければ嬉しく思います。

  1. さつま芋でん粉で作られた春雨 ↩︎
  2. グルテンを含まないさつま芋でん粉麺(春雨)を使用 ↩︎

運営会社:株式会社Rim Entertainment
編集者:Jeong Yeongsu
運営メディア:シネマライブラリ

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